ここ数年、マイナンバーカードとe-Taxの組み合わせで確定申告を実施している。
e- Ta xソフト(WEB版)を利用するにあたり、以下の準備が必要となる。
https://www.e-tax.nta.go.jp/manual/manual_web_mac.pdf
1)e-Ta xソフト(WEB版)用モジュールのインストール
2)ルート証明書のインストール
3)JPKI利用者ソフトのインストール
注:JPKI利用者ソフトは、公的個人認証サービスから発行されたICカードに記録された電子証明書を利用するために必要なソフトウエア
今年つまずいたのは、パッケージファイル「eTaxInstall.pkg」をダウンロード、
インストール後にSafari機能拡張の設定をするところ。
公式マニュアルには、
Safariの環境設定画面で「機能拡張」をクリックし、「e- Ta xソフト
(WEB版)」の機能拡張にチェックを入れ、環境設定画面を閉じます。
と書いてあるのだが、実際にはクリックを受け付けてもらえず、この操作を
完了できなかった。
そのため、一度Macをシャットダウンし、セーフモードで再起動後、
「e- Ta xソフト(WEB版)」の機能拡張にチェックを入れ、また
Macを再起動となった。
それ以外は、概ね順調に準備作業は終わった。
実際に入力していくと、ほぼ国税の導くままに入力をしていくとそのうち完成する。
ただ、残念なのは、一部帳票は、マイナンバーカードとe-Taxの組み合わせでの
送信で終わらず、紙で税務署に送付しなければならないことだ。
今回紙での送付になったのは、「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」と
いうものだ。こんなもの、株の銘柄や購入時期売却時期、得られた金額だけなので、
なぜe-Taxでこなせないのか、全く不明である。
(注:株の配当の明細は、e-Tax内で完結するのだから尚更不思議である)
入力を終え、データを送信した後は、税金の納付になるのだが、
一度e-Taxのメッセージボックスを見て、その中の「インターネットバンキング」などのボタンを押さないと、インターネットバンキングに遷移できないのも
わかりづらい。
それでも年々使いやすくなってきている気もするのであるが、
国民の義務といって税金徴収するのだから、もうちっとわかりやすい仕掛けに
ならないものだろうか。
菅政権はデジタル化大好き政府なのだが、まさに最初に取り組むべき内容なの
ではないだろうか。