タレントの志村けんが2020年3月29日午後11時10分、
新型コロナウイルスによる肺炎のため、東京都内の病院で
死去した。
20日に重度の肺炎と診断され都内の病院に入院し、23日に
新型コロナウイルスが陽性と判明した。
このあと、マスコミは一斉に報道し、新型コロナは怖いものだという
感覚が国民に広がった。
一方、2021年2月17日から、医療従事者を対象にした
新型コロナウイルスのワクチンの接種が、開始された。
3月26日付の「第54回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応
検討部会、令和2年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等
安全対策部会安全対策調査会」によれば、二人の医療従事者が
新型ワクチン接種後に亡くなっている。
いずれも、1回目の接種後、特に問題はなかったが、3日後に突然死亡し、
ワクチン接種との因果関係は不明と片付けられている。
部検を実施しないでおいて、部検を実施していないから
因果関係を評価しないという不可解さ。
注)剖検とは・・・
剖検(ぼうけん、pathological anatomy)とは、病死した患者の遺体を
解剖して調べることである。医療行為の一つで、病理解剖とも言う。
医師の依頼に基づき、遺族の承諾を得た上で行われる。
志村がなくなると大騒ぎしたマスコミも
沈黙である。
国としては、「国民全体の死者を減らすためには、
多少の犠牲を気にすることはできない」という
判断がなされているのは間違いない。
******死亡として報告された事例一覧(令和3年2月17日から3月24日報告分)
(事例1)
(1) 患者背景 61歳の女性
(2) 接種されたワクチンについて ファイザー株式会社「コミナティ筋注」
(3) 基礎疾患等 頭痛、骨粗鬆症、衰弱
(4) 症状の概要 接種日時:
令和3年2月26日15時45分
発生日時:令和3年3月1日時間不明
死 因:くも膜下出血
概 要:
ワクチン接種当日に、接種前後の異常として頭痛の訴えがあったが
本人より大丈夫だとのコメントで接種された。
ワクチン接種後15分間の経過観察時に異常は見られなかった。
ワクチン接種3日後、患者はくも膜下出血を発現し、この事象により死亡した。
令和3年3月1日、究明医によってくも膜下出血と診断された。
同病院の医師は、副反応の可能性はないとコメントした。
髄液検査は死因がくも膜下出血であることを示したが、
最終診断は剖検結果によるとも報告された。
事件性がなかったことから、剖検は実施されなかった。
(5) ワクチン接種との因果関係
(報告者の評価) 評価不能 他要因の可能性の有無:有(くも膜下出血)
(6) 専門家の評価
○因果関係評価:γ
注記)γ(情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が
評価できないもの)
○専門家コメント:剖検の結果は得られておらず、くも膜下出血の
診断に関する情報が不足している。
接種前の頭痛、体調不良が報告されているが、画像検査などの情報はなく、
本事象とワクチン接種の因果関係は評価できない。
部検を実施しないでおいて、部検を実施していないから
因果関係を評価しないという不可解さ。
(事例2)
(1) 患者背景 26歳の女性
(2) 接種されたワクチンについて
ファイザー株式会社「コミナティ筋注」
(3) 基礎疾患等 無
(4) 症状の概要
接種日時:令和3年3月19日午後(時間不明)
発生日時:令和3年3月23日午前11時頃 死 因:脳出血(小脳)、くも膜下出血
概 要:3月19日ワクチン接種(1回目)。接種後、アナフィラキシー等なし。
体調変化なし。3月22日 通常勤務。3月23日 夜勤だが出勤されず、
家族へ連絡し、当院職員も自宅へ。家族、警察、救急隊が先に
午後5時15分頃到着し、死亡確認された。
検死により午前 11 時頃の死亡と推定された。
AI のため当院へ午後7時48分到着。全身CTの結果、頭部CT、小脳左半球CP Angleにかけ、直径3.5cmの血腫あり、石灰化(+)で形態より血管腫や髄膜腫などの血管性腫瘍からの出血が疑われる。脳動脈瘤の可能性もあり。脳幹への圧排が左背側からあり、周囲にくも膜下出血のひろがりあり、側脳室内に血液流入あり。肺野では両側肺に中枢側を中心に肺水腫の所見あり。よって、小脳出血の脳幹部圧排、くも膜下出血等、脳出血を直接死因とした。
(5) ワクチン接種との因果関係
(報告者の評価) 評価不能
報告者意見:AI画像では、上記所見を認め直接死因と判断した。
ワクチン接種と死亡の因果関係は、評価不能だった。
(6) 専門家の評価
○因果関係評価:γ
○専門家コメント:死亡時画像診断(CT)にて、小脳半球から小脳橋角部に
かけて石灰化を伴う血腫を認めており、脳動静脈瘤や海綿状血管腫の
存在が示唆されるが、特定のためには剖検などのより詳細な情報が必要である。
こちらも部検を実施していないから評価不能と逃げている。
出典
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000759516.pdf