公安調査庁ホームページには以下の記載がある。
公安調査庁の任務は,「我が国の自由で民主的な社会を守り,我が国及び国民の平和と安全の確保を図る」ことにあり,この任務遂行のため,組織が一丸となり高度情報の獲得・ち密な分析と政府・関係機関への迅速な情報提供を行い,もって国民の期待に応えていきたいと考えている。
彼らは、「内外情勢の回顧と展望」というのを年に一回公開している。
一貫して掲載しているのは、オウム真理教(アレフ)、共産党、右翼団体などで
あるが、一時期「特異団体」という記載があった。
例えば、平成18年には以下の記載がある。
このほか,「朝鮮半島の統一」を標榜して,我が国で在日韓国・朝鮮人を糾合する
新組織への結集を目指し,これら在日関係者を韓国の大会に参加させるなどして,
在日組織との間で軋れきを生じさせるといった動きを示す集団もあった。
こうした特異集団は,引き続き,独自の主義・主張の具現化に向け,危機感や
不安感をあおって勢力拡大を図っており,その過程で不法事案を引き起こすことも
懸念される。
その後、プッツリ記載は無くなっている。
彼らが記載の必要がないほどに活動の実態がなくなったのであろうか?
ロシア・ウクライナで戦争が始まった2022年2月には、公安調査庁は、
「ウクライナのアゾフ大隊はネオナチ」と記載していたのだが、4月には
世間に注目されたこともあって、あっさりと記述を削除したのだ。
自分達は情報を取りまとめているだけで、独自の評価はしないのなら、削除
する必要もなかろうに。
特異集団の記載については、以下の記事が詳しい。
統一教会が特異集団なのかどうかは、大事なところだと思うのだが、
このままずるずるといくのであろう。
それが日本なのかもしれない。