生きている間に起きたことメモ

現役引退組のひとこと

Japan as Number One

昔、Ezra F. Vogel 著『Japan as Number One: Lessons for America』(1979)という本が話題になった。

戦後の日本経済の高度経済成長の要因を分析し、日本的経営を高く評価したものである。

それから約45年、日本は別の意味でのナンバーワンであることが明らかになったのが、今年2023年である。

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まあこんな情けない話がたくさん出た後で、12月には、自民党は組織的脱税集団だったことが明らかになった。

政治資金規正法違反だとかなんだとかマスコミは援護しているがこんなものは脱税である。そもそも政党交付金と引き換えに献金は廃止されなければならなかった。

私が勝手に思っているのは、どこにも記載されずにポケットに入った金の一部は統一教会に流れたのではないだろうかということだ。

反共で統一と繋がってきた自民党。それを政権似つかせ続けてきた日本国民。

今回の事件を受けて自分たちが延々と続けてきたことに対して「危機感」を連発する首相。

この件が明らかになったのも、ある大学教授が赤旗の記事を見て個人的に調べて訴えたからであり、国の監査機構が働いたわけではないのがまた痛いところである。

12月にはダイハツの認証試験不正も明らかになり、政治から民間大手まで不正だらけの日本。ああ素晴らしいなあ。

もう本当に日本はダメな方のナンバーワンだ。

こんな状況でも小選挙区制の力で自公政権は続くのだろう。